土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成30年度予算特別委員会速記録(第6号) 本文開催日:2018.03.02

○委員(土屋準君) 衛生費におきましては、母子健康手帳交付時の事業案内についてお伺いいたします。民生費で保育コンシェルジュについて取り上げましたけれども、これは、保育を希望する保護者の相談に応じ、家庭の事情や希望に合った保育サービスの情報提供を行う専門の相談員とのことです。就学前の子どもの預け先に関する各家庭の相談に、港区内のさまざまな保育サービスの情報を提供し、最適な預け先が見つけられるよう手伝うというものでございました。
 港区は、保育に限らず、妊娠から子育てに関してさまざまな支援事業を実施しております。そのような事業に最初に接するのが、母子健康手帳の交付時になると思います。母子健康手帳の交付は、総合支所区民課で行われていますけれども、区民課には保健師が配置され、対応しているとのことです。ちなみに、日本独自の母子健康手帳は、昭和41年に母子手帳から母子保健手帳に改称されていますけれども、海外で高く評価されていて、妊娠初期以降の母親の健康状態、乳幼児の状態、予防接種の記録を基本に、国ごとの医療保険サービスに応じて改定・導入され、母子を取り巻く衛生環境の向上や健康の推進に役立っているとのことです。
 さて、港区では、妊娠届の際に、母子健康手帳とともに、母と子の保健バッグがセットになったものや、港区の妊娠・子育ての情報ファイルという、いろいろな情報が入ったファイルなどを渡しまして、区のさまざまな事業を紹介しているとのことです。また、先ほどやなざわ委員も触れていましたけれども、港区父親手帳「Minato Papa's life」というものも用意されておりまして、男性にはなかなかイメージの湧きにくい、妊娠から出産、育児や子どもとの遊び方などを、わかりやすくイラストを交えて紹介したり、出生の記録やメッセージを記入したり写真を張ったりできるページを設け、育児初心者の男性を応援しているというものもございます。そこで質問ですが、母子健康手帳交付時に、区の乳幼児期の母子保健、子育て支援事業等についてどのように紹介していますでしょうか。

○健康推進課長(白井隆司君) 母子健康手帳は、各地区総合支所の区民課保健福祉係で、妊娠届出書の提出時に交付しており、地域の子育て支援情報もあわせて案内するなど、工夫して情報提供を行っております。また、妊娠届出書の提出時に、妊婦の方に、体調や不安、子育ての協力者の有無等のアンケートを記入していただき、相談を希望される妊婦や、支援が必要と思われる妊婦に、各地区総合支所の保健師による面接または電話で相談を行うとともに、必要な母子保健事業や子育て支援事業の案内を行っております。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。港区の子育てに関するさまざまな支援事業というのは、いろいろな分野にわたっております。また、所管も、子ども家庭支援部の各課や、子ども家庭支援センター、みなと保健所、それから各地区総合支所の区民課などの各部署にわたっております。このため、各部署間で切れ目のない対応となるようにするとともに、利用者にとってわかりやすいものにする必要があるのではないかと思っております。そこで質問ですが、港区の乳幼児期の母子保健・子育て支援事業は、いろいろあっていいのですが、なかなかわかりにくいという声もございますが、どのように考えていますでしょうか。

○健康推進課長(白井隆司君) さまざまな港区の乳幼児期の母子保健・子育て支援サービスは、母と子の保健バッグ、港区妊娠・子育て情報にまとめております。ボリュームも多いことから、妊娠届の面接時や母親学級・両親学級での説明をしております。保健師や助産師がご自宅を訪問する、こんにちは赤ちゃん訪問は、多くの母子にご利用いただいておりますが、ご家庭の状況に応じて、母子保健事業や子育て支援事業をご紹介しております。また、子の成長に応じて、各種健康診査、相談事業等で、その時々に必要な事業を紹介しております。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。利用者にとっては、母子健康手帳を受け取るときというのは、今まであまり行政に接触のなかった人たちが初めて区の施策に接する機会になる方も多いと思いますので、ぜひ丁寧な対応をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。

○委員長(ゆうきくみこ君) 土屋委員の発言は終わりました。

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