土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成30年度予算特別委員会速記録(第4号) 本文開催日:2018.02.28

○委員(土屋準君) 環境清掃費におきましては、初めに、集合住宅の省エネ支援についてお伺いいたします。集合住宅共用部のLED照明設置費の助成については、平成28年度決算特別委員会で取り上げましたけれども、来年度からの事業になっているということでございますので、お伺いします。
 港区には、集合住宅に住む方が約9割いらっしゃいます。特に芝浦港南地区などは、1棟で800世帯を超えるマンションが何棟もあり、管理組合でも共用部分の省エネ化がよく議題に上っております。その上、集合住宅は、点灯時間が長いエントランスホールや廊下など共用のスペースが多くあり、その省エネ化を積極的に進めることで、港区全体の二酸化炭素排出量の削減に貢献することになるのではないかと思います。集合住宅の共用部の省エネ対策は、マンションの管理組合や管理会社が中心となって進めているところが多いと思います。そこで、平成28年度決算特別委員会では、集合住宅の共用部分のLED化について助成したらどうかと質問いたしました。区は、来年度から設置費の一部を助成するということでございます。
 そこで質問ですが、その内容はどのようなもので、制度の周知についてはどのように考えていますでしょうか。

○地球温暖化対策担当課長(小板橋美穂君) 集合住宅共用部のLED照明設置費の助成は、集合住宅管理組合を対象とし、助成額は設置に要する経費の4分の1、上限100万円を予定しております。助成の要件は、既存の蛍光灯などからの交換であること、設置するLED照明が国及び東京都の基準を満たすこと、申請前に集合住宅のエネルギー使用状況を診断し、改善提案をする省エネコンサルタント派遣事業をあらかじめ申請し、その提案内容を踏まえてLED化を実施することなどと予定しております。省エネコンサルタントの省エネ診断と組み合わせて実施することで、両事業の周知の相乗効果を図り、より効果的な省エネ対策を促します。
また、省エネの提案の際には、区が作成するマンション省エネガイドブック及び助成制度のパンフレットを配布し、集合住宅管理組合を対象とするその他の助成制度についてもあわせて紹介するなど、制度について積極的に周知し、地球温暖化対策を推進してまいります。

○委員(土屋準君) 早速の取り組み、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
次に、みなと区民の森を活用した環境学習についてお伺いいたします。みなと区民の森の活用についても、以前にも取り上げましたけれども、来年度からは少人数型環境学習を実施するとのことですので、また改めて取り上げます。
区は、平成19年度から、あきる野市のみなと区民の森を活用した環境学習を実施しています。環境学習は、保育園や小学校で実施するほか、区民を対象とするものもあり、非常に人気が高く、特に夏休みは抽選になるとのことです。学校としての参加はなかなか増えないようですけれども、環境学習の参加者は毎年増加しているようで、来年度からは、少人数型環境学習を実施するとのことです。
そこで質問ですが、来年度から実施する少人数型環境学習とは、どのようなものでしょうか。

○地球温暖化対策担当課長(小板橋美穂君) 現在実施しておりますあきる野環境学習は、毎回約40人の参加者を、区が借り上げた観光バスで現地にご案内しており、参加者が学習内容を安全に安心して体験することができるよう、学習内容によって参加対象者の年齢を3歳以上や小学生以上などと定めています。また、みなと区民の森は急勾配であることから、乳児同伴の参加はご遠慮いただいております。
一方、平成30年度から実施する少人数型環境学習は、現在の実施方法では参加が難しい方にもご参加いただけるよう、2人から15人以内の家族やグループが、みなと区民の森やその周辺の希望する場所で、希望する学習内容を選択することができる、いわゆるオーダーメードの環境学習です。平成30年度につきましては、7月から8月の2カ月間で3回実施する予定でございます。

○委員(土屋準君) 区があきる野市からみなと区民の森を借り受けて、10年が経過しております。今後も引き続き整備をするということですので、より多くの区民にこの取り組みを周知していく必要があるのではないかと思っております。環境学習に多くの区民に参加してもらうために、学習とはどのようなことをするのか、具体的に伝えることが有効なのではないかと思っております。時折ケーブルテレビでイベントの様子を放映しているようですけれども、例えば区ホームページで動画を流すといったようなこともできれば、見たいときに見ることもできますし、参加の動機づけになるのではないかと思っております。
そこで質問ですが、参加者増加に向け、どのような周知を考えていますでしょうか。お伺いいたします。

○地球温暖化対策担当課長(小板橋美穂君) 環境学習は、間伐、植樹体験や里山の生きものの観察など、体験を伴うものであることから、興味はあっても参加することをためらう場合があることが想定されます。これまで、環境学習の様子は、区ホームページへの画像の掲載やケーブルテレビでのイベントの状況の放映等により、お伝えしてまいりました。
今後は、環境学習の魅力をより正確に伝え、参加の不安を解消し、より多くの皆さんに参加していただけるよう、みなと区民の森や環境学習の様子などをおさめた動画を区ホームページ等で配信することも含めまして、効果的な周知方法について検討してまいります。

○委員(土屋準君) よりよい環境の学習になればと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
次に、みなとタバコルールの喫煙場所の案内についてお伺いいたします。みなとタバコルールの周知啓発につきましては、これまでも何回か取り上げてきましたけれども、それ以来、青色防犯パトロールによる啓発放送ですとか、各種のチラシや掲示、また総務費でも取り上げましたが、まちのトランスボックスを活用するなど、視覚や聴覚にさまざまに訴える方法で行われてきております。
そのような中で、喫煙場所の案内につきましては、平成28年度決算特別委員会で、携帯の情報端末のGPS機能などを活用して、今いるところに一番近い指定喫煙場所はどこか表示するなどができないかという趣旨の質問をいたしました。その後、みなと環境アプリが導入されまして、そこに喫煙場所マップが掲載されるようになりました。紙の喫煙場所マップも作成、配布されているようですけれども、そういったものとともに喫煙場所情報の周知が行われるようになったところでございます。ところが、そのアプリで喫煙場所マップを使うというのは、なかなか使いづらいという意見も聞きます。
そこで質問ですけれども、みなと環境アプリによる喫煙場所の案内をもっと使いやすくできないかと思いますが、いかがでしょうか。

○環境課長(湯川康生君) みなと環境アプリでは、みなとタバコルールの説明や喫煙場所の情報提供をしておりますが、スマートフォンでご利用になる場合、区公式ホームページの画面が表示され、一覧や地図が小さくて見えにくいという欠点がございました。年のせいもありますけれども、私もダウンロードして見づらいなと感じたところです。
このため、現在、アプリの改良を進めておりまして、3月下旬には喫煙場所一覧や地図を見やすくするほか、GPS機能により、現在位置の近くの喫煙場所を手軽に調べられるように改善いたします。4月の早い段階には改善版の使いやすいアプリをご提供できると思いますので、まだダウンロードされていない委員の皆様、多くの皆様にご活用いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。期待しております。港区は、たばこを吸う人にも吸わない人にも配慮した快適なまちになればと思っておりますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。

○委員長(ゆうきくみこ君) 土屋委員の発言は終わりました。

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