土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成28年度予算特別委員会(第4日目) 本文開催日:2016.03.02

◯委員(土屋 準君)  環境清掃費におきましては、まず、みなとタバコルールについてお伺いいたします。
 初めに、周知・啓発に向けた取り組みについてですけれども、みなとタバコルールが条例化されまして1年半たちますが、まちの人に聞きますと、みなとタバコルールという言葉はよく聞くけれども中身がなかなかよくわからない、何がよくて何がいけないと伝えているのか、というようなことを聞きますので、周知・啓発が課題ではないかと思っています。私の家庭でも、ベランダの窓を開けますと近くからタバコの煙が入ってくるというのがよくありまして、マンションの理事会でもいろいろ討論はしたのですが、結局、ベランダで喫煙するのは禁止にしようということになりました。それは、このみなとタバコルールが条例化されてからなのですが。そのようなこともありますけれども、この目指すところの、タバコを吸う人も吸わない人も快適に過ごせるまちを実現するためには、やはり周知・啓発が大切ではないかと思っています。
 そこでまずお伺いしますが、みなとタバコルールの周知・啓発に向けて、これからどのように取り組んでいかれますでしょうか。

◯環境課長(関本哲郎君)  平成28年度の周知・啓発の取り組みといたしましては、標語、デザイン等を公募し、区民等の参画を得ながらポスターや啓発品の開発を行い、公募自体がみなとタバコルールの啓発となるよう、多くの人々に呼びかけるキャンペーンを展開してまいりたいと考えております。また、インターネットアンケートや喫煙場所での対面アンケート調査等を実施し、調査結果をもとに、在勤者、観光客、喫煙者など、対象ごとに効果的な啓発となるよう工夫をしてまいります。

◯委員(土屋 準君)  よろしくお願いいたします。
 次に、喫煙場所の周知についてお伺いしますけれども、タバコを吸う人にみなとタバコルールの話をすると、では一体どこで吸ったらいいのか、吸える場所がわからないということをよく言われます。巡回している人にまちの人が聞いても、特に地図みたいなものがあるわけでもなく、口頭で、こう行ってこう行ってあちらのほうにあるなど、そのような話しかない、なかなかわかりにくいというような話をよく聞きます。
 平成23年度の決算特別委員会でも私は、せっかく指定喫煙場所を確保しても、周知されなければ効果が上がらないではないか、区の設置した指定喫煙場所の表示をわかりやすくして、スムーズに誘導できる工夫をしていきたいと思うというような趣旨の質問もいたしました。また、平成24年度の決算特別委員会では、案内板を大きくすれば確かにわかりやすいけれども、物理的にはなかなかそうはいかないので、最近はGPS機能もついていますので、携帯など情報端末で、今いるところに一番近い喫煙場所はどこか表示するなど、わかりやすくする工夫をすることもできないかという趣旨の質問をいたしました。
 このたび、喫煙場所マップの作成・配布による情報提供や、あるいはみなと環境アプリの活用をするようですけれども、それはどのようなものになりますでしょうか。また、それは、指定喫煙場所以外の喫煙可能場所も表示できるようなものでしょうか。

◯環境課長(関本哲郎君)  喫煙場所の情報は、区のホームページのほか、喫煙場所マップ、みなと環境アプリなど、さまざまなツールを活用して情報提供してまいります。アプリでは、喫煙場所の位置を地図上でわかりやすく表示し、区の指定喫煙場所だけでなく、みなとタバコルールの趣旨に賛同いただいたコンビニエンスストアや民間施設内の喫煙場所など、多くの喫煙場所について情報提供する予定でございます。

◯委員(土屋 準君)  区では指定喫煙場所というような概念があったりするのですけれども、タバコを吸う人にとってみると、指定だろうが何だろうがとにかく吸える場所を探したいというような声がありますので、ぜひ寄り添っていっていただければと思います。
 次に、みなと環境アプリについてお伺いいたします。
 みなと環境アプリの事業目的は、急速に普及しているスマートフォンのアプリを開発することで区の環境関連情報を一元的に発信するとともに、環境学習コンテンツを設けることで、区民が日ごろから楽しく気軽に環境問題を学び、関連情報に触れられる環境を整備するということですけれども、この環境アプリの開発に至った経緯はどのようなものでしょうか。

◯地球温暖化対策担当課長(野島雅史君)  区ではこれまでも、広報みなとやホームページなどを通じて環境関連イベント等の情報を発信してきましたが、受け手である区民がみずから情報収集しなければならないため、環境問題に関心が高い一部の区民を除いて情報が十分に認知されていないことが課題でした。急速に普及しているスマートフォンのアプリに着目し、アプリを起動しなくても待ち受け画面に情報を知らせるプッシュ通知機能を通じて、区が実施する環境関連イベント等の情報を一元的に配信することで、より多くの区民に環境関連情報を届けることができると考えたことが開発のきっかけとなりました。さらに議論を重ねる中で、区民がみずから参加できる写真投稿機能などをあわせて搭載することで、区民が日ごろから気軽に楽しみながら環境について考えることができるアプリといたしました。

◯委員(土屋 準君)  このような環境アプリというのは全国でも初めてだそうですので、ぜひいいものにしていっていただきたいと思いますけれども、せっかくこのような環境アプリを開発、発信しても、それをダウンロードして使ってもらう人が増えなければなかなか普及しませんので、普及させていく工夫も必要ではないかと思います。そこお伺いしますけれども、このみなと環境アプリの普及に向けてはどのように取り組んでいかれますでしょうか。

◯地球温暖化対策担当課長(野島雅史君)  みなと環境アプリでは、区民が身近で気づき観察した昆虫や鳥、植物などの写真を投稿し共有する機能や、みなと区民の森にすむ四季折々の動植物を画像として音声で紹介することで、港区にいながら自然を感じることができる機能を搭載いたします。さらに、環境に関するクイズを出題する機能や、指定喫煙場所を地図上に表示する機能など、魅力的なアプリとなるようなさまざまな機能を搭載することで、多くの区民がダウンロードして利用していただけるよう工夫しております。また、広報紙や区ホームページのほか、指定喫煙場所にポスターを掲示することにより周知してまいります。

◯委員(土屋 準君)  ありがとうございます。ぜひ、喜んで使われるようなアプリにしていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。

◯副委員長(ちほぎみき子君)  土屋委員の発言は終わりました。

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