◯委員(土屋 準君) 産業経済費におきましては、ものづくり・商業観光フェアについてお伺いいたします。
ものづくり・商業観光フェアは、2年に1度、いろいろな会場に場所を移して行いますけれども、今年はみなとパーク芝浦で11月4日、5日と2日間で開催されるということですので、大変楽しみにしております。前回までのフェアを振り返ってみますと、大使館の出店や物品・飲食料品の販売といったもので、華やかさは非常にありましたけれども、一方で、ものづくりや産業イベント、フェアという性格をもっと出せたらいいのではないかというような声も聞きました。今回のフェアでは、実行委員会においても当初からこのような問題意識を持って検討を進めてきていると聞いております。
そこで質問ですけれども、今回のフェアの特徴はどのようなものでしょうか。また、今定例会での我が会派の鈴木たかや議員の一般質問への区長の答弁に、新技術が体験できる内容とありましたけれども、これは具体的にどのようなものでしょうか。お伺いいたします。
◯観光政策担当課長(重富 敦君) 第6回ものづくり・商業観光フェアの実施にあたり、イベントのあり方について、港区産業団体連合会や港区商店街連合会などから成る実行委員会において議論を重ねてまいりました。この議論を経て、今回のフェアは、港区における匠の技や港区らしい技術に焦点を当て、そのような技術に裏づけられたブランド、品質をアピールするイベントとして、いわば原点回帰した内容で開催することとなりました。同時に開催するコミュニティ・ビジネスを支援するイベント、地域げんきフェアと合わせて、約60の企業・団体の参加を得て開催できる見通しとなっております。
新技術につきましては、今注目されているVR、バーチャルリアリティ技術を用いた港区の観光スポット体験のほか、デジタルサイネージやAR技術、デジタルアートの展示など、最先端技術の紹介を予定しております。
◯委員(土屋 準君) 次に、子どもたちの見学についてお伺いします。前回、六本木ヒルズを会場にして開催されたときは、小学校の見学が3校だったとお伺いしております。港区のものづくりや産業を子どもたちに伝えたいという思いからしますと、小学校の見学をもう少し増やすことができればと思っております。そこでお伺いしますけれども、今回のフェアではどの程度の子どもたちが見学あるいは参加する見通しでしょうか。
◯観光政策担当課長(重富 敦君) ものづくり・商業観光フェアに関しては、実行委員会の議論の中でも、子どもたちに港区の産業技術を見せたい、伝えたいという強い思いが示されていました。今回のフェアでは、和本の製作体験やそば打ち体験、ホテルのパティシエによるお菓子づくり体験などの体験メニューを用意し、5つの小学校から授業の一環として20クラス、700名の児童が参加し、体験学習をしていただく予定です。これらに加えまして、子どもたちに、ものをつくり、売ることの楽しさを体験していただく企画や、注目度の高い新技術の体験ブースなども用意しており、学校やPTAなどを通じてイベントを周知し、多くの子どもたちの来場、参加につなげてまいります。
◯委員(土屋 準君) ぜひ、子どもたちでもにぎわっていただければと思います。
次に、イベントの周知についてお伺いいたします。前回までのフェアは、六本木ヒルズや赤坂サカス、東京ミッドタウンといった、いわゆる、自然に人が集まってくれるような場所が会場でありましたけれども、今回の会場はみなとパーク芝浦ということで、新しい施設でありますし、スポーツセンターや芝浦公園はありますけれども、なかなか、商業施設のように自然と集まってくるというわけにはいかない場所ではないかと思っております。そこでお伺いしますけれども、せっかくのフェアですので、多くの人に楽しんでいただきたいと思いますので、そのためにはこれまで以上に事前告知が重要になってくると思いますけれども、どのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。
◯観光政策担当課長(重富 敦君) このフェアにできるだけ多くの方にご来場いただき、港区の産業技術を知っていただくために、これまで以上に事前告知に力を入れて取り組んでおります。広報みなと、ホームページでの告知、町会・自治会、学校等への案内、区設掲示板への掲示などに加えまして、SNSでの発信、地下鉄の中刷りや都営バスと「ちぃばす」の車内広告、品川駅などのデジタルサイネージの活用、民間が発行するフリーペーパーやタウン誌への掲載など、さまざまな媒体を用いてイベントの告知を行い、集客に努めてまいります。
◯委員(土屋 準君) ぜひ充実した内容になりますように、楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。
◯委員長(大滝 実君) 土屋委員の発言は終わりました。