○十六番(土屋準君) ただいま議題となりました日程第三十三から日程第三十五につきまして、建設常任委員会を代表して、審査の経過と結果について御報告申し上げます。
最初に、議案第一号「港区街づくり推進事務手数料条例の一部を改正する条例」であります。本案は、「建築基準法」及び「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」の一部改正等に伴い、手数料の規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、今回の制度改正の大きな目的について、高さや容積率が緩和される対象の整備について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第二号「港区公衆便所条例の一部を改正する条例」であります。
本案は、田町駅東西自由通路拡幅整備工事に伴い、田町駅東口公衆便所の位置を変更するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、現在の公衆便所の利用状況について、公衆便所と喫煙場所を併設することについて、東西自由通路拡幅のメリットについて、だれでもトイレ内に設置している古いベビーベッドへの対応について、だれでもトイレの利便性向上に向けた利用者アンケートの実施について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第二十三号「指定管理者の指定について(港区立古川さくら児童遊園)」であります。
本案は、古川さくら児童遊園の指定管理者を指定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、プレーパーク実施団体や市街地再開発組合と指定管理事業者の連携について、再委託予定である遊具点検業務の具体的な内容について、収支計画の詳細について、区が直接管理している中での支障の有無について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第三十六につきまして、建設常任委員会を代表して委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。すなわち、請願五第二号「東京海洋大学(品川キャンパス)国際混住寮整備事業、土地の有効活用事業に関する請願」についてであります。本請願は、行政、議会を通じて東京海洋大学の現行の開発計画に対して推進停止の働きかけを求めること。また、東京海洋大学による港南地区住民等への説明会、意見交換の実施を求めること。東京海洋大学及び港南地域にとって最も価値のある開発、土地有効活用の実現を願うものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、請願者より趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。
主な内容は、緑地面積や子どもが安全に遊べる場所等の確保について、区が本計画を把握した時期について、今後実施される説明会の開催時期について、説明会前に大学と地域住民などが意見交換できる場を区が設けることについて、早期に説明会を開催して、地域住民の理解を得ることについて等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員及び街づくりミナトの玉木委員から、採択すべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、継続審査中の三請願についてであります。すなわち、請願元第十三号「東京都市計画道路幹線街路環状第四号線にかかる港区立白金児童遊園敷地と港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」、請願三第十五号「港区赤坂七丁目計画に関する請願」、請願四第九号「高輪築堤の情報の公開を求める請願」についてでありますが、三請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案元第五号街づくり行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区立浜松町駅北口自転車等駐車場等指定管理者の公募について、六本木三丁目児童遊園等の再整備について、港区低炭素まちづくり計画(駐車機能集約化編)(案)について、神宮外苑地区市街地再開発事業の事業認可申請について、港区自転車通行空間整備計画(素案)について、港区立公共駐車場指定管理者の公募について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査・検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。