○十六番（土屋準君） ただいま議題となりました日程第四十から日程第四十二につきまして、建設常任委員会を代表して、審査の経過と結果について御報告申し上げます。
最初に、議案第百八号「港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」であります。本案は、古川さくら児童遊園を新たに設置するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、防災トイレ等の使用方法の周知について、古川沿いの転落防止柵の整備に当たり、親水性を高めるよう工夫することについて、区内における防災トイレの設置台数について、防災トイレ等の操作訓練の実施に向けた今後の計画について、建物内のトイレへの案内表示の改善について、区直営での運営を検証することについて等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百九号「港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」であります。本案は、都市計画が変更された北青山三丁目地区地区計画及び品川駅西口地区地区計画の区域内における建築物の制限を定めるものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、北青山三丁目地区内のテラススタジオや広場におけるエリアマネジメント団体との連携について、再開発事業に対する意見・要望について、日影・風等の影響について、都有地の活用の在り方について、ＵＲ賃貸住宅の居住者や事務所、テナントの移転・退去に対する同意状況の把握について、品川駅西口地区の個人土地所有者の同意率が四割の中、再開発事業を進めることについて等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百十九号「指定管理者の指定について（港区立一の橋公園）」であります。本案は、一の橋公園の指定管理者を指定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、職員を増やさずに管理運営していく方法について、近隣の町会や商店街との連携について、収支計画の詳細について、障害者の法定雇用率の遵守ついて、公園内の公衆便所への生理用品及びサニタリーボックスの設置を検討することについて、シルバー人材センターの活用について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第四十三につきまして、建設常任委員会を代表して委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の三請願についてであります。すなわち、請願元第十三号「東京都市計画道路幹線街路環状第四号線にかかる港区立白金児童遊園敷地と港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」、請願三第十五号「港区赤坂七丁目計画に関する請願」、請願四第九号「高輪築堤の情報の公開を求める請願」についてでありますが、三請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案元第五号「街づくり行政の調査について」であります。
本委員会におきましては、理事者より、港区立一の橋公園自転車駐車場の整備スケジュール等の変更について、用途地域等の一括変更について、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律及び建築基準法の一部改正に係る地区計画の変更（案）について、港区マンション管理適正化推進計画（素案）について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、佐賀県の歴史とまちづくりの両立について、岡山市の公園や広場、道路を中心としたにぎわいづくり、災害対策も含めた都市基盤の整備及び駅前広場の整備計画について、三人を除く五人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお、調査・検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
