土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

令和3年度予算特別委員会-03月01日

○委員(土屋準君) 歳入におきましては、港区版ふるさと納税制度についてお伺いいたします。港区版ふるさと納税については、私も平成30年度決算特別委員会などで取り上げまして、改善を求めてきましたけれども、区では今年度から港区版ふるさと納税制度の内容を大きく変えております。昨年までは寄附者が応援する事業を指定して寄附をしてもらうか、その事業がなければ区政全般への応援として寄附してもらう仕組みでした。寄附実績としては、特定の事業よりも区政全般を応援というものが突出して多い傾向にありましたので、私は、寄附者のニーズをアンケートなどで把握するような工夫をしてみたらいかがかという提案をしました。その後、区はアンケートなどを行い、課題の整理や寄附者の意向を反映させる制度の改善に努めてくれました。その結果、個別の事業への寄附ではなく、大きく子育て・教育とか、産業、地域振興、観光などと、そういう分野別のくくりとするとともに、加えて地域社会の発展など公益的活動を行う区内団体への応援。また、従前より寄附募集を行っていたみなとパートナーズ基金と文化芸術振興基金を港区版ふるさと納税制度に位置付けております。さらには、年度途中からは、寄附先に新型コロナウイルス感染症への取組を新たに設けて寄附を募るとともに、不要となった洋服等の売却代金をふるさと納税として寄附できる断チャリプロジェクトにも参加し、港区ふるさと納税制度の積極的な改善がなされていると思います。
 しかしながら、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により家計や地域経済に大きな影響が出ていますので、なかなか積極的に寄附を行える環境にはないのではないかと思います。そこで、今年度寄せられた寄附の実績をお伺いする予定でしたけれども、今までの各委員とのやりとりがありましたので、これは割愛します。質問ですけれども、今回実績が大きく伸びています。寄附をしてもらうに当たり工夫した点などがありましたら、教えていただければと思います。

○企画課長(大浦昇君) LINEやツイッターなどのSNSを活用した周知を行ったほか、今年度に追加した新型コロナウイルス感染症への取組、みなとパートナーズ基金及び文化芸術振興基金については、ふるさと納税のインターネットサイト、ふるさとチョイスにおいて、自治体が課題解決のプロジェクトに資金を集めるガバメントクラウドファンディングを実施し、17件210万円の寄附につなげております。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。いろいろ工夫が加えられていっているのではないかと思います。今年度はふるさと納税の寄附件数・寄附額とも大幅な増加傾向にあるようですけれども、一方区外に流出する額も港区は非常に多くありますので、今後もしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。

○委員長(やなざわ亜紀君) 土屋委員の発言は終わりました。

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