土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成30年度決算特別委員会(第4号) 本文 開催日:2019.09.27

○委員(土屋準君) 環境清掃費におきましては、集合住宅の省エネ支援についてお伺いをいたします。まず、集合住宅共用部のLED助成の状況についてお伺いします。
 この夏も暑い日が多く、また、全国各地で大雨による被害がありました。その原因の1つは地球温暖化であると言われておりまして、折しも今月23日には国連気候行動サミットが開かれ、地球温暖化に対する危機が話題になったところでございます。地球規模の取り組みに対して、区でできる範囲というものは限られているかもしれませんけれども、港区でもさまざまな事業を実施して、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量の削減に取り組んでいます。港区は、区民の9割がマンション等集合住宅に居住しているという実態から、マンションの駐車場や廊下など共用部分の省エネ対策を積極的に進めることで、二酸化炭素の排出量の削減に貢献することになります。私は以前に集合住宅共用部分の省エネ対策として、照明のLED化を進めるため、区としてその設置費用を助成することについて提案してまいりました。そして、この平成30年度に助成制度が創設されたところでございます。そこでまずお伺いしますが、平成30年度から開始しているLED助成の申請状況はいかがでしょうか。

○地球温暖化対策担当課長(大久保光正君) 集合住宅の照明のLED化助成の申請状況につきましては、平成30年度は15件の実績がありました。令和元年度は9月20日現在で20件の申請があります。これまでで合計35件の申請となっています。

○委員(土屋準君) 申請まで数カ月程度かかるようですので、今年度はもう半年ありませんけれども、大分申請も上がってきているのではないかと思います。
次に集合住宅への省エネコンサルタント派遣の状況についてお伺いいたします。LED助成の申請にあたっては、まず省エネの専門家による省エネ診断を受診することが条件になっております。多くの集合住宅では、大規模改修のときに照明のLED化を実施しますので、省エネ診断で他の省エネ対策も提案していただくと、LED化以外の対策もあわせて実施することができ、さらに区の助成制度も活用できるという非常に有効な事業であると思います。
そこで質問ですが、昨年度及び今年度の省エネコンサルタント派遣の申請状況はいかがでしょうか。

○地球温暖化対策担当課長(大久保光正君) 省エネ診断を実施する省エネコンサルタント派遣事業は、集合住宅1棟につき4回までの申請が可能です。申請件数につきましては、平成30年度は集合住宅49棟で100回の実績がありました。令和元年度は9月20日現在、集合住宅31棟で57回の申請があったものです。

○委員(土屋準君) この制度を導入する前の年までは、たしか数件程度の件数であったと思いますけれども、この制度が導入されてから飛躍的に多くなってきたのではないかと思います。
そこで最後に、今後の集合住宅の省エネ支援についてですが、区内には新しいマンションが数多く建設される一方、古くからあるマンションも多く、これらに使用されている電気設備や給排水設備は更新することで、居住者の利便性の向上だけでなく、地球温暖化の抑制にも大きな効果があるのではないかと思っております。そこで質問ですが、集合住宅への省エネコンサルタント派遣やLED照明の設置費助成は、今後も引き続き実施していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○地球温暖化対策担当課長(大久保光正君) LED化助成や派遣事業につきましては、昨年度から今年度にかけて実績が増加しており、区民の約9割が集合住宅に居住している区の特性を踏まえまして、今後とも申請状況を見ながら検討してまいります。

○委員(土屋準君) ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。

○委員長(七戸じゅん君) 土屋委員の発言は終わりました。

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