土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成23年度決算特別委員会(第6日目) 開催日:2012.09.28

◯委員(土屋 準君)  それでは、きょうはコミュニティバス「ちぃばす」についてお伺いいたします。
 初めに、100円の運賃表示についてでございます。
 前回の予算特別委員会でコミュニティバス「ちぃばす」の採算性向上策について質問させていただきました。質問の内容は、100円という料金をアピールできれば利用者増につながるのではないか。ところが、バス停を見るとその100円の文字がすぐには見つからず、細かい説明の文章を読んでいく中でやっと見つかると。もっと大きく表示できないかというものでございました。これに対して担当課長は、運行事業者と協力して、バス停標識に記載している100円の運賃表示をわかりやすくする工夫に取り組んでまいりますという旨の答弁をされました。
 そこで質問ですけれども、その後、「ちぃばす」のバス停標識にどのような取り組みをされたのでしょうか。

◯土木計画・交通担当課長(冨田慎二君)  バス運行事業者と協力して、本年6月に「ちぃばす」のバス停標識全215カ所に運賃100円を表記した黄色のステッカーを貼りました。また、本年4月21日の本格運行開始に合わせ、「ちぃばす」の前の部分に100円をアピールする横断幕を設置いたしました。

◯委員(土屋 準君)  早速に取り組んでいただきまして、ありがとうございました。取り組んでいただきましたバス停標識の100円の運賃標識やバスマスクによる効果等は、「ちぃばす」の利用者数に反映されるのではないかと考えております。
 そこで質問ですけれども、現在、「ちぃばす」の利用者数の推移はどうなっていますでしょうか。

◯土木計画・交通担当課長(冨田慎二君)  平成24年度の「ちぃばす」の利用者数は、4月から8月までの5カ月間で163万2,803人となっております。平成23年度の同じ時期と比較いたしますと、伸び率が約108%となっております。

◯委員(土屋 準君)  いろんな要因はあるかと思いますけれども、利用者が増えているということはよいことだと思います。
 次に、「ちぃばす」の採算性向上策について、さらに提案させていただきたいと思います。
 「ちぃばす」路線の沿線には、ホテルや美術館、商業施設、あるいは企業の本社等が数多くございます。このような施設や企業等に広告スポンサー等として協賛いただくことも一つの方策かと思います。
 ここで質問ですけれども、「ちぃばす」の採算性向上策として、路線別の利用案内を作成して、そこに広告を載せるとか、あるいはバス停のネーミングライツなどを検討してみてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。

◯土木計画・交通担当課長(冨田慎二君)  今後、バス運行事業者と協力して、バス停のネーミングライツの導入や路線別のご利用案内の作成など、バス運行事業者の新たな収入の確保に取り組むなど採算性の向上に努めてまいります。

◯委員(土屋 準君)  ありがとうございました。ぜひいろいろ向上策に取り組んでいただきたいと思います。そして、そうしたさまざまな採算性向上策に取り組んだ上で、最後に運行ルートの見直しについてお願いをいたします。
 今後、運行ルートを見直すことがあるかと思いますけれども、運行ルートの見直しにあたっては、採算性や他の交通機関との重複、あるいは一方通行等の交通規制、あるいはコースの簡便さ等を考えるのはもちろんですけれども、しかし、区のコミュニティバスとしての意義を考えますと、区の施設の高齢者などの利用者の利便性といった観点を持つことが重要だと思います。今後の見直しにあたっては、地域の要望の多いそういった観点を重視して行われますことを要望いたしまして私の質問を終わらせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

◯委員長(樋渡紀和子君)  土屋委員の発言は終わりました。

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